本の評価 『夕子ちゃんの近道』

タイトル: 夕子ちゃんの近道
作  者: 長嶋 有
出  版: 講談社文庫
短い感想: 「良」
きっかけ: 「賞」「大江健三郎


大人 −−○○○|○○○−− 子ども
男性 −−○○○|○○○○− 女性
私事 −−○○○|○○○−− 公事
空想 −−○○○|○○○−− 現実
美的 −○○○○|○○−−− 醜的
善的 −−○○○|○○○−− 悪的

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 賞を、まずは読むことを取っ掛かり
としてます。
 タイトル的に「大江健三郎賞」の名
がなければ読まなかったでしょう。
 日常的な生活の中にに、個性的な人
と、人のつながり、意外な展開が意外
に思えないおっとり文章。
 最近増えてきためずらしいくない小
説かと思うのですが、人物それぞれが、
とても映像的であるのです。
 不思議だなと思っていると、巻末に
あとがきではなく、大江健三郎の選評が
あった。
 このおっとりした文章としか思えなか
った中にこれほどの秘密があったのか、
また、こういう読み方をするのかと愕然
とさせられました。
 少しづつでも、自分のレベルを上げな
いといけないと思うことでした。そして、
もっともっと本を楽しみたいです。

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