映画の日記 『アップルシード』

タイトル: アップルシード
監  督: 荒巻伸士
短い感想: 「不可」もしくは「優」
内  容: [3Dライブアニメーション][士郎正宗][SF]


 NHKがダイエット番組をしている。理想の体型ってなんなのかなあ。特に男の理想の体型って語られないけどあるのかな。

 まあ,理想の体型のモデルだらけの映画といえば,男も女もこの映画なのかな。
 CGアニメキャラですから当然といえば当然なのですが,動きはモーションキャプチャーによる映像です。表情もキャプチャーしているので,表情も妙にリアル。
 顔はジャパニメーション的,動きはプロのアクション俳優,体型はCG。パンフレットを見ると,ヒロインのデュナン・ナッツに,「声・表情」「通常生活演技」「アクション演技」のアニメなのに3人の演技者がいるのです。ハリウッドで動ける女性アクションスターはいるけれども,細すぎるか,筋肉がありすぎるかとなる。これは,自然。本作品は,場面ごとの美しい体型をCGで作り,現実的なアクションをさせる。これは不自然。ただ,動きがリアルなので,アニメを見ているつもりだけど,脳は実写映画と勘違いしているような感覚になる。
 これを見終えたとき映画館で車酔いのようになっているのに驚いた覚えがあります。

 映画の内容は,SFアクションです。激しいガンアクションなどあるので小さい子どもにはお勧めしません。伝説になっている冒頭6分部分は,2004年の作品ですが未だに私の見た映画の中で最も迫力があり,かっこいいアクションです。
 内容も,とても面白い。この映像の不自然さを「新しい」と思えたら,かなり面白い作品。どうしても受け入れられないという人にとっては,冒頭以外は見るに耐えない映画となります。
 ちなみに続編「エクスマキナ」は不自然さを減らしており,見やすいですが,魅力も半減しています。



大人 −□□□□|□□□−− 子ども
男性 −□□□□|□□−−− 女性
私事 −−□□□|□−−−− 公事
空想 □□□□□|□□□□− 現実
美的 −−□□□|□□□□□ 醜的
善的 −−□□□|□□□−− 悪的

2004公開作品