映画の日記 『落下の王国』

タイトル: 落下の王国
監  督: ターセム
短い感想: 条件付「優」
内  容: [世界遺産][空想と現実の対比による感情表現]


 新年です。お正月番組は,どうやらお笑いとクイズと自然系?番組だったように思う。
 私はお笑いとクイズはほとんど見ないので,自然系をぼーっと見ていたように思う。

 自然系の映画と言えば,「落下の王国」を思い出す。
 当時,別の映画の予告編で,面白そうな気配を漂わせていたので,見に行ったもので,事前情報はなしで観たわけである。
 きれいな,また,粋なCG作っってるなあと思っていた。それが現実にある場所であることに,とにかく驚いた(世界遺産13箇所,24カ国以上のロケとパンフには書いてある)。こういう驚きは歓迎。
 衣装もとても独創的ですばらしいです。

 おそろしく美しい映像を,豪快に組み合わせ,奇抜かつ素朴に優しさや切なさを表現する映画であると同時に,ハリウッドスターは出ず,ストーリはわかりにくく,スピード感がなく,金にならない,不器用な映画でもある。なんとすばらしいことか。

 本映画をDVD・BDにて見る場合には条件をつけたい。
 1.できるだけ性能の良いTV。
 2.親切な映画ではありません。最初,つまらなく感じるが耐える。
 3.席を立たたないように,食べ物・飲み物を準備しておくこと。


大人 −□□□□|□□□−− 子ども
男性 −□□□□|□□□−− 女性
私事 −□□□□|□□−−− 公事
空想 □□□□□|□□□□− 現実
美的 □□□□□|□□□−− 醜的
善的 −−−□□|□□−−− 悪的

2006公開作品