映画の評価 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』

タイトル: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
監  督: 摩砂雪鶴巻和哉 総監督:庵野秀明
きっかけ: 「ヱヴァンゲリヲン
短い感想: 「不可」と同時に「優」
内  容: [心理物語]


大人 −□□□□|□□□−− 子ども
男性 −□□□□|□□□−− 女性
私事 □□□□□|−−−−− 公事
空想 □□□□□|□□−−− 現実
美的 −−□□□|□□□□− 醜的
善的 −−−−□|□□□□− 悪的

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 初日でした。仕事からの逃避も兼ね
ていくしかないと行きました。
 そのような状況があったからでしょ
うか。感想として「すばらしい」と思
ってしまいました。
 エヴァは、すごいアニメですが、好
きなアニメではありませんでしたから
自分でも驚きです。
 まず、短い感想に「不可」と同時に
「優」と書きました。
 「不可」の理由は、エヴァンゲリヲ
ンTV版ストーリを前提としているこ
とから、初めて予備知識なしにこの映
画を見た人は、もう何が面白いのか全
くわからないと思うからです。すごい
とは思うでしょうが・・・。
 「優」の理由は、TV版を見ていた
ら、いい意味で裏切りだったことです。
キャラクターの個性は失わせずに、さ
らに個性を与え、強烈なキャラクターを
加えても世界観(特撮要素、萌え?要素
も含めて)を維持・発展させ、メッセ
ージ性も内向きから、若干外向きへ変化
(時代を考慮かな)しています。
 お見事です。
 映像はストーリ上も断片的にどうし
てもなるのですが、それでも(使徒
現れる度に)強烈引き込む映像は相変
わらず「すさまじい」です。
 映画館に集中力がみなぎっていました。
前の人も後ろの人も映画が終わったら
「疲れた」との声。私も同感です。とて
も108分とは思えない体力を使わされてし
まいました。
 メッセージ性は「孤立」への指向性が
減り、暖かくなっています。
この映画まで必ず見るということならエ
ヴァンゲリヲンを人に薦められるかな。
でも、続きがあるからな。
良くも悪くもまた裏切られるかな(苦笑)。

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